人生道中膝栗毛

料理を作るのが好きな主夫みたいな体育学部の大学生です。

向上心

‘欲’と聞けば、何か悪い様に感じる。

欲の無い人間は良いように思える。

 

私自身、物欲が人より多くある人間なので、

無かったら今よりも使えるお金は多いのかなと思う時もある。

 

けれども欲というものは、

そもそも悪なのだろうか。

 

良いことか悪いことかで考えるのは、

どうかと思うが、ここではあえてその2つで考えよう。

 

今や人間はモノに溢れ、

生まれた時から色んなモノがある。

 

欲しいと思えば何でも手に入る。

 

それ故に努力して何かを手に入れようと思うことは少なくなってきた。

 

塾の生徒さんの親御さんが言っていた。

「うちの娘は欲の無い子なんです。」

それはつまり、向上心がないとも捉えられる。

 

欲がない事を美徳のようにするのは

人の勝手ではあるが、私自身は危機感を感じた。

 

学力の向上を目指して塾に来ているのに、

向上させてやるという欲が無ければどうするのだろうかと。

 

たしかに塾に自分の意志で来ている生徒さんは少ないと思う。

 

けれども親がそれを言っていいものなのかと。

 

欲は何かを得る為に

点火剤のような役割を果たす。

 

子供のうちからその点火剤がないのはもったいない。

 

感性が豊かな子供のうちから色々なものに触れて、

‘〇〇がしたい’というのがあって初めて興味が湧くのだから。

 

向上させる欲が無い者に成功なし。

ただひたすらに貪欲に生きないとつまらない。

 

物欲はほどほどにだが…

上を向いて今日を生きて行く。

 

ではでは。