人生道中膝栗毛

料理を作るのが好きな主夫みたいな体育学部の大学生です。

中高生に告ぐ、将来は自分で選べ。

大学へ行くのは当たり前

だと間違っても思うな。

 

私の父親が高校の時に私に言った言葉。

 

私は高校時代、大学に行くのは学歴を重視する

今の日本では当たり前だと思っていた。

実際私の高校でも、大学に進学するのが8割を占めていた。

 

残りの2割は専門学校へ進学するのがほとんどで、

就職をする人は数人程度しかいなかった。

 

けれども、地方に来て塾講師をさせて頂いて、

(そもそも私の住んでいる所も地方なのだが)

決して大学進学は当たり前ではないという事を知った。

 

というのも塾に来ている生徒さんと話していると、

 

自分の高校で進学するのは私1人だけという子がいたり、

教師と二者面談の時に将来の夢が無いと答えて、

それなら親の為にも就職しろと怒鳴られたという子もいた。

 

環境が違うだけでこんなに違うのかと驚いた。

 

確かに子供はいつの時代も労働力になる。

 

けれども、

将来の夢がないなら就職しろはおかしい。

 

中学生の段階で将来の夢が決まっている子が果たして何人いるのか。

そもそもまだ社会をそんなに知らないんだから、

将来何がしたいか決められないだろう。

 

大学生ですら、まだ曖昧な子もいるんだから、

中高生はなおさらだ。

 

その為にも、教師が手を差し伸べるべきだ。

怒鳴る必要なんて一切ない。

将来について考える事をそれまで促さなかった教師に責任がある。

 

地方は過疎化や高齢化が深刻だから、

子供の都市部への流出は避けたいのだろうけど。

 

それを罪のない子供に押し付けるのは良くない。

それを解決する策を考えるのは大人の役割だ。

 

子供達よ。大人に利用されるな。自分で考え、足掻け。

 

 

その上で就職を選ぶなら良いと思う。

大学に行って遊ぶだけの人間になるくらいなら、

就職した方がいい。

 

教育が受けられるのは贅沢だとわからない大学生より、

自分で考えて中卒でも良いから稼ぐ人の方が価値が高い。

 

自分の人生のハンドルを

他人に握らせるな。

いつだって主人公は自分。