noteートレーニング科学ー
補助トレーニングの意義
ここでの補助トレーニングは試合の時にはやらない運動全般を指す.
そもそも補助トレーニングの意義とは何か?
→専門練習を単純に増やすだけでは限界があるということ.
けれど,初心者や,成長期である高校生までは,専門練習そのものをたくさんやることで能力が大きく改善する.
つまり,柔道をしている選手なら,柔道の練習をたくさんやることでパフォーマンスが大きく向上するのだ.
しかし,それは初心者や高校生までの話
大学生で専門練習を続けるとどうなるか?
1)体の特定の部位には負担がかかりすぎる.
→故障
2)他の箇所には十分な負担がかからない.
→能力が頭打ちになる
そうなると結果として
になってしまう.
故に補助トレーニングを「上手な」導入により,質を高めることで限界を打開できる.
まとめ
補助トレーニングを上手に行うことで,
- 専門練習のみでは得意部位に負担がかかりすぎる,という問題点を解決できる.
- 専門練習だけ(特異性)ではかけることのできない負荷を,ねらいとする部位に対してピンポイントで,効果的にかけられる(過負荷).
※特異性→試合の時に行う運動