人間万事塞翁が馬
人生楽ありゃ苦もあるさ。
調子が良い時もあれば、もちろん悪い時もある。
けれども、どんな時でもブレないことが大切。
ブレブレな人や優柔不断な人間には誰もついてこない。
どんな事があっても、ドンと静かに構えている方が良い。
何か調子が良い、上手くいっているとき、
今私は人生の絶頂にいる。そう思ったらアウトだ。
恋愛でよく言う、人生で一番幸せです。
これを言っている人は基本的に長続きしない。
だって今一番上ならもう下るしかないから。
山頂に着いたのにまだ更に上に登るなんて事が
できないのと同じこと。
人生も同じ。良い事尽くしの次に起きるのは、
大体は悪い事しかない。笑
以前、柔道をやっている時は、
気持ち良いくらい美しく投げることができたら、
嬉しいから自信がついていた。
しかし、これが相手にバレて透かされて、
相手に投げられるようになると、
自信が無くなって思い切って技に入られないようになる。
つまり毎回毎回、一喜一憂ばかりしていたのだ。
それゆえに、なぜ投げられるかを研究していなかった。
あの頃の私は、キレやすくダラけやすい性格だった。
イライラして柔道が雑になることもあった。
柔道部を辞めてから、色々な価値観を持った人に巡り会い、
キレなくなり、物事を俯瞰して見られるようになった。
丁度今日の朝、とある事件が起きた。
朝の6:30から被験者としてやっている先輩の実験で、
オールアウト、つまり限界まで追い込む実験をした。
運動強度を変えて色々と実験をやるのだが、
今日やった運動の内容がその中でも一番きついのだ。
それが終わって1時間後、LINEで検者側のミスで、
データが使えなくなったからもう一回やってくれときた。
よりによって一番きついやつ。
朝早くから起きたのに全部パー。
今までの私なら激昂しているが、
まぁなってしまったら仕方ないか。という感じで、
怒りというものが込み上げてこなかった。
むしろ、今日よりももっとオールアウトした時間を
更新できるチャンスじゃんって思えた。
こんな一見、マジか…と思えるような出来事でも、
これはむしろチャンスじゃないかと考えることできる。
そもそもこんな事で一喜一憂していたら塾講師なんてできない。笑
何が起きてもドッシリ構えていたからこそそう思えた。
これからもっと大きな「塞翁が馬」に出会うだろう。
だからこそ人生は楽しい。
そして人生の主人公は常に自分であり、
楽しむのはイマ。それを忘れてはいけない。
ではでは。