人生道中膝栗毛

料理を作るのが好きな主夫みたいな体育学部の大学生です。

卒業

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3月は別れの季節

 

多くの人々が学び舎を巣立ち

次の道へと進んで行く

 

もう大学に入学して3回目の卒業の日を迎えた

 

寮の外からは見送りの人の声が賑やかで耳が退屈しない

たまに聞こえる卒業ソングは心を癒してくれる

 

嘘だ、ただただうるさい

平日の昼間に騒いで疲れないのかと思う

 

部屋の窓を全開にしている私も私なのだけど

 

でも別れは寂しいなと思う自分もいる

だから淡白な人間関係でも良いのかと言えばそうじゃない

それほど色々な思い出があったからそう思えるのだ

 

出会いは別れの始まり

 

時間というものは無情であると感じる時に思い浮かぶ言葉

小学2年生の時に聞いてからずっと心に残っている

 

今まで一緒にご飯を食べに行ったり気軽に喋っていた友達は

もうすぐに揃うといったことはできない

 

柔道部もそう

 

もう柔道部もあのメンバーは全員揃うことはないし

私たちが1年生の時にいた柔道部員は全員揃うことはない

 

そして10年後のこの大学の柔道部員は

今の柔道部員を誰1人として知らなくなるのだろう

 

残るのは記録か写真ぐらいじゃないだろうか

 

そう考えると寂しいようにも感じる

ただそれは仕方がないことなのだ

 

私は柔道部をやめたから

道場には札すらかかっていない

 

私がそこに確かにいたという証拠はないのだ

2年間、怪我をしながらも続けていたのに

私が柔道部にいたという証拠は何もない

 

そう最近考えるようになって、少し後悔をした

 

当時の私はもう全てから逃げ出したかったし

それに加えて今のように長期的な目を持っていなかった

 

ただあの時の判断は私に視野を広げることと

考えを深めさせる力をくれた

そういう意味では良い経験だった

 

時というのは残酷でありながら

こうやって何かしらのことを教えてくれる

良い立ち位置なものだ

 

卒業生のみなさん

卒業おめでとうございます

 

ではでは