人生道中膝栗毛

料理を作るのが好きな主夫みたいな体育学部の大学生です。

行動をしていたら変えられた未来

毎日の何気ない出来事をどう捉えるかで見える世界は全く違う。

 

あの時にこうしておけば良かったというのは不毛な話ではあるが悔やんでいることがある。

 

少し昔話をしよう。

 

私は小・中学時代、仲の良かった友達がある日突然、不登校になった。

 

最初はただの風邪だと思っていたがいつの間にか学校に来なくなった。

 

クラスに来なくても保健室に来ていることはしばしばあった。

 

私は彼ら彼女らと喋るために保健室によく行った。

 

“おー今日よく来たなぁ〜国語の授業が眠すぎてさ〜”

 

といった何気ない会話をそこで楽しんだ。

 

私自身、休みすぎて学校に行きづらい中、来ているんだからすごいなぁと思っていた。

 

しかし、周りの人は違った。

 

保健室まで来てるならクラスまでこい。

授業受けないとかサボりだろう。

 

そんな事を口にしていた。

 

彼らだって普通にクラスで過ごしたいだろう。

けれどもそういう考えを持った人がいるから過ごせない現実があった。

 

運動会や校外学習でみんなと楽しんだりする時に来たら、そういう時だけ来やがって…と言う。

 

それを聞くのが辛かったし、それを言っているのがまた自分と仲の良い友達だったから尚更辛かった。

“そう言うこと言うなよ”

と中学生だったこともあり言いにくかった。

 

今だったら親友なら言うべきだったと思うけどね。

 

今こうして振り返った時に、彼らが学校に来た日をサボっただけと捉えるのか、保健室まで来たと捉えるのかで見方が変わってくる。

 

私はあの時、いつでも彼らが帰ってこれる場所を作っていたらクラスまで来れていたのかもしれない。